はちみつはミツバチからの自然の贈りもの。
ミツバチが集める花の種類によって、はちみつの味や香りはさまざま。そのときの天候や開花状況によっても変わります。
どんなに養蜂技術が高くても、人間の力ではコントロールできない自然の味です。
わたしたちには「これがおいしい」という正解はありません。
ミツバチたちがどんな環境で暮らし、どんな花から蜜を集めて、どんな味のはちみつが生まれるのか。お店では一人一人のお客さまとお話しすることで、自分の好きな味を見つけていただいています。それがその方にとっての、一番「おいしい」はちみつになるのです。
1937年に創業した中田養蜂は、創業当時から瀬戸内海国立公園内の五色台（ごしきだい）で養蜂をおこなってきました。山の中の20カ所ほどの地点に、最大時には約1000箱の巣箱を設置しています。
五色台にはミカン、ビワなどの果樹園の木、はぜ、フジ、クロガネモチ、ヘアリーベッチなどの山の草木など、ミツバチが好む草木がたくさんあります。わたしたちは、これらの五色台の自然を生かして、ミツバチが働きやすい環境を作っています。
はちみつの生産ミツバチは季節ごとに咲く花を訪れて蜜を集めます。とくに春～初夏の時期は山に咲く花の種類が移り変わり、はちみつの風味も刻々と変化します。その旬の時期ならではの風味に感謝してはちみつを採取しています。
花粉交配
農作物の多くは、ミツバチの受粉により実をつけたり、種が作られたりすることを知っていますか？もし、ミツバチがいなくなってしまったら、いちごやブロッコリー、玉ねぎといった身近な野菜や果物が食卓から消えてしまうかもしれません。ミツバチは農業の縁の下の力持ちなのです。
それぞれの作目に合わせて受粉をしっかりしてくれるミツバチを育てて農業を支えることも養蜂家の大切な役目です。
ミツバチと地域との養蜂という産業は、地域とは切っても切れない関係です。その地域の自然環境に育まれ、人の暮らしのそばで営まれているもの。だから中田養蜂にとって、地域はとても大切な存在。わたしたちは養蜂を通して地域の食を守り、地域の人たちは食の恩恵を受けて自然環境を大切にする。お互いの共感によって食の世界を豊かにしてきたいと考えています。
枇杷の花の芳醇な香りが華やかなはちみつ。色は淡い黄金色。枇杷の花は、他の花が少ない冬に開花するため、純度の高いはちみつが採れます。
爽やかな香りと柑橘系の酸味が特徴です。乳製品との相性がよいので、ヨーグルトやアイスクリームにかけるのもおすすめ。
濃厚ながらもクセがなく食べやすい味。後味に玉ねぎの風味がほんのりと漂います。香川県は全国有数の玉ねぎの種の産地。種を作るための受粉にはたくさんのミツバチが活躍しています。
百花蜜はいろいろな花から蜂が蜜を集めてつくったはちみつです。どんな花が入っているか、どんな場所で採れたか、その年によっても花の種類やバランスが変化して様々な味のものが採れます。その年ならではの風味が楽しめます。
紫色の小さな花をつけるヘアリーベッチをメインにいろいろな花の蜜が合わさったはちみつです。ハーブのような爽やかな香りと食べやすい味が特徴。料理にもおすすめ。
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どのはちみつを選べば良いかお悩みの方は、スタッフへお気軽にご相談ください。用途に合わせたオススメをご提案致します。
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中田養蜂は地域に育てられて、地域と共に歩んできました。その地域に「未来につながる投資」をしたい。その思いを形にした直売所が2024年に誕生します。
ここは地域の人たちが集い、つながるコミュニティの拠点。好きなことを表現したり、いろんな体験プランを企画したり、みんなのアイデアで新しい可能性が生まれることでしょう。
もちろん、わたしたちも、はちみつの魅力や食の世界の面白さについて発信していきます。
| 会社名 | 株式会社中田養蜂 |
|---|---|
| 代表者 | 田中 祐 |
| 創業／設立 | 1937年 |
| 事業 | はちみつの生産、交配用ミツバチの飼育 |
| 所在地 | 〒761-8004 香川県高松市中山町105-6 |
